2017
10.16

やよちゃん、みんなさびしいよ

日曜の朝、かかりつけの病院に転院したやよちゃん。娘は午後から「心配だから顔見て来るね」と言って、面会に出かけました。看護師さんの話ではずっと落ち着いて寝ていたそう。


娘が行くと、「ああ、姉さん」と甘えた顔になった。体調悪くても嬉しかったんだね。酸素室に入っていたので、扉を開けて撫でてあげることはできなかったそう。


容体が落ち着いていたら、写真送ってと頼んでいた。娘が帰るときに撮ったやよちゃんがこれ。すごくきれいな顔で、静かな目をしている。大好きだった娘に最後のお別れをしたんだろうな。


夕方病院から電話があった時も、痛み止めも効いていて落ち着いていますよとの話で、私たちも朝一番に面会に行こうねって話していました。が、夜20時30分過ぎに病院から着信があり、急変したのですぐに来てという連絡でした。タクシーで駆けつけると、もうやよちゃんはぐったり横たわって苦しい呼吸をしていた。一度心臓が止まったそうだ。そんな!血栓が詰まっても、予後が悪くても、せめて一度は退院してうちに帰れると信じていた。こんな急にお別れなんて、現実が受け入れられない。
強心剤を打たれて大きく痙攣するやよを見ているのもつらいし、これ以上苦しませたくないから人工呼吸を停止してもらい、息をひきとるまで家族みんなで声をかけ続け撫でてやりました。もう意識はなかったのかな?とうさんかあさんの声聞こえたかな?

やよを連れて帰宅したあと、娘に花を買って来てもらいました。まるで寝ているようなやよ。


私たちはリビングに座り込んだまま、動けず。涙だけがとめどなく流れて。前日の夕方まで元気にしていた子がこんなことになるなんて。二度とやよちゃんの声を聞くことがないなんて。

次の土曜日に火葬の予約をし、一旦お寺に遺体を預かってもらいました。最後にうちを出る前にマシュに「やよちゃんとさよならだよ」と箱を見せたら、マシュは唸っていた。やよちゃんだってわからなかったのかな。病院にいたし、死んでしまったからもう違う匂いになっていたのかも。

土曜日曜と私たちがバタバタしていたから、マシュなりに怯えていたんだろうか、ごはんを食べなかったりしました。落ちつかずうろうろし、多分やよちゃんを探しているマシュ。


やよが好きだった場所ばかり。


普段は絶対に上がらないクッションでしんねりしている。やよちゃんの匂いがするんだろうなあ。「やよ姐さんはもう戻らないんだよ」と言い聞かせていて、また涙がぼろぼろ出ました。


この週末、お寺で火葬してもらいました。やよちゃんのピンピンしたおひげ、よく聞こえるお耳、かわいいお口、小さなまだ柔らかいおてて。優しくなでてやって最後のお別れをしました。もう魂が宿っていないのはわかっているけど、愛しくて悲しくて言葉になりません。小さなひまわりを束ねたもの(やよちゃんが好きだった季節が夏だったから)と、お気に入りのおやつを添えて、やよちゃん、本当にさようなら。


焼いたあとお骨を拾い、骨壷に入れてやりました。小さなステンレスのケースに爪を数個入れたのを下さいました。これでどこへいくにも一緒だね。
お寺から、獣医さんのところに立ち寄り、院長先生にご挨拶に伺いました(あの時院長先生はご不在だったので)。やよちゃんが亡くなった時は病院が閉まっていたので、お会計は後日と言われていたのです。亡くなるつい1週間前にも診察受けていましたが、エコーで血栓がないことを確認して、雑音もなく安定していてきちんと管理されているなあと思っていて、急な病変に院長先生も驚いていらした。猫の肥大性心筋症による血栓のつまりはほぼ後ろ足だそうですが、やよちゃんの肉球は低酸素状態ではなかった、とてもレアな症例だけどものすごく細かい血栓が肺に詰まって肺水腫を引き起こしたようだとおっしゃってました。少なくとも呼吸が荒くなった時点で救急病院に駆け込んで処置をしてもらい、その後も病院で見守られていたので、痛みや苦しみはそれほどなかったはずですよと聞いて少しほっとしました。後ろ足に血栓が詰まってしまった時はあまりの激痛でショック状態になる子もいると読んで、それだけはありませんようにと願っていたから。

お骨になってしまったけど、おうちに帰ってきたね。病院が送ってくださったお花の横にそっと安置しました。


先生とお話しした時、「やよいちゃんは噛まないい子だってすぐわかってカラーを外しましたよ」っておっしゃってました。ひとを噛んだことなんかない、引っ掻かれたこともない。あとから来た猫らに躾をし、しっかり者だった。優秀なハンターだったので、昔だったらさぞかしねずみを狩って重宝されただろう。ひとの言葉もずいぶん理解して、感情豊かで、仕草や声で自分の気持ちを伝えることが上手だった。おしゃべり上手な賢い子だったな、あんな子にはほかにいないだろうな。

泣いて泣いて泣きつくした1週間。いまだやよちゃんがいないことに慣れない。お膝に乗って甘えるお顔、かあさん見たいなあ。
犬でも猫でも、あの子たちは本当に純粋で、打算もなく見返りも求めず、ひとに愛してもらうことだけが喜びなんだ。私たちは与えてもらった幸せ以上のものをあげることができていたんだろうかと、後悔の気持ちばかり。
やよちゃん、やよちゃん、やよちゃん。みんな、本当にさびしいよ。魂でもいいから、もう一度だけでいいから、あの子に会いたい。
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2017
10.08

夜間の救急病院に駆け込む

この数日間の季節はずれの寒さ。やよちゃんもくしゃみ連発でして、風邪引いたなって思ってました。


心臓の方はお薬で経過観察中でした。9月末にも先生に診てもらったばかりで、ごはんもよく食べて元気いっぱいだったのです。この週末だって、マシュの仕掛けた鬼ごっこに付き合っていたくらいで。


ところが土曜の夜。22時30分頃に、やよちゃんが台所で吐いていたのをダンナが見つけました。肌寒いのにフローリングに横たわっているのも、ちょっと変。娘が様子を見にきて「ちょっと呼吸が荒くない?」と言い、呼吸回数を数えだしました。夜間診察を行っている病院のうち、うちに近い方にまず電話をしましたが、この時は正直まだ様子見でいいかなと思っていたのです。来院される時は連絡くださいと言われて電話を切ったあとに、娘が「やっぱおかしいよ!」と。慌ててもうひとつの、心臓疾患があると診断された時にブックマークしておいた救急病院にかけて様子を説明しましたら、電話の最中に口呼吸が始まってしまったのです。「今からタクシーですぐ向かいます!」と名前だけ告げて電話を切りました。慌てすぎて現金も満足に持たず、骨折した腕を支えるホルダーすらつけ忘れ、部屋着のままで飛び出したくらい。

病院で処置と検査をしてもらったあとの先生の説明では、呼吸が荒いのは肥大型心筋症の合併症による動脈血栓塞栓症の痛みのせいであること(血中酸素濃度は通常の数値なので)、肺に陰が見えるので肺水腫が疑われること、おそらく心筋梗塞を起こしている可能性もあると。。。もちろん肥大型心筋症の子に血栓が詰まってしまうリスクは承知していましたが、やよちゃんは悲鳴もあげなかったし、ちゃんと歩いていてのたうちまわって苦しむ風でもなかったので、まったく予想もしていませんでした。でも先生のお話を聞いて本当に救急病院に連れてきてよかったと、冷や汗が出ました。行きのタクシーの中で、やよちゃんの体温がどんどん下がっていくと、娘は泣いてました。

まず1番に痛みを止めてもらい、それから血栓を溶かす薬を投与して、入院になりました。うちに帰宅したのは夜中2時でした。全員くたくたでしたが、やよのことが気になって涙があふれ、心配でよく眠れなかったです。
次の朝かかりつけ医に連れていくため、7時過ぎのバスで救急病院に向かいました。夜の間に急変することも多く、看取れないかもしれない旨は告げられていましたが、電話は入らなかったので、持ちこたえてくれたのだろうと思っていました。しかし、お迎えの直後に2回目の発作を起こしてしまったと、先生が。血栓は溶かしても溶かしても次々にできてしまい、全身どこに詰まってもおかしくないそう。自宅で酸素ハウスをレンタルして看取る飼主さんもいるそうだけど、痛みのコントロールや発作が起きた時の対処ができないのに退院するって、私にはできないわ。朝まで寝ずにやよを見守ってくださった救急病院の先生には感謝しかないです。

開院時間に合わせ、タクシーでかかりつけ医のところに行くと、すでに救急病院から経過がFAXされていました。裏口からやよちゃんを預かってくれ、診察も1番でした。ありがたい。入院し、引き続き痛み止め、血栓を溶かす薬、強心剤、利尿剤が処方されるようでした。

この発作が起きたあと、予後は非常に悪い。重度の心不全がある場合、麻痺したのが後ろ足両方の場合、そして体温が低い場合はさらに悪くなるのだとか。入院中に亡くなってしまうことも多く、退院できる割合すら3~4割程度です。退院できたとしても2カ月もたないで亡くなるであろうということは、はっきり言われました。
とにかく今は祈るしかない、ほかに私たちができることはなにもないから。


2017
08.11

経過観察(お薬2ヶ月)

旅行に出る前に獣医さんに行かないと。。。と、朝イチで出かけてきました。この日は開院する前にもう5人待ちだったから、まだマシ。運よく院長先生の診察の1番を取れました。
1ヶ月様子をみましたが、お薬は半錠で効果が出ているみたい。心臓の雑音もなく、食欲旺盛で毛艶もいいから(1ヶ月で200グラムも太ってしまった)、経過観察しましょうということで、お薬2ヶ月分を頂戴しました。


安心したのか、帰ってきてから甘える甘える。べったりですよ。診察は聴診器をあてたりするだけで痛いことは何もないんだけど、通院するだけでストレスなのねえ。


部屋着に着替えてから洗濯物を干しましたが、そのあとまたべったり離れないの。診察中はバッグから無理矢理出されて怖い思いをしただろうに、私のこと怒ってないのかな。診察中だって逃げ出したいところを押さえつけられていたら、がぶりと噛みついてもいいのに、そっとぺろぺろする。やよちゃんは優しいこ。。。


やよはエアコンかかっている場所が嫌いなので、寝室に避難。午後からはくつろいで爆睡していました。


これは別の日に撮ったマシュ王子。きりっとして素敵なので、お気に入りの1枚でする。


しばらく夏の旅行に出ます。猫らは、娘とこの間泊まりに来る彼女のお友達がシッターしてくれるので。
台風5号がようやく去って夏全開。暑いですが、みなさまどうぞお元気にお過ごしくださいませ。
2017
07.10

お薬の調節

やよちゃんは心臓疾患があるとは思えないほど元気で、ごはんもりもり食べる。


18時にアラーム鳴るのを(ごはんの時間)正座して待ってる。その圧ときたら。長時間じっとり見られるのでたまりません💦鳴いたり騒いだり実力行使に出られるより、耐え難いかも。


やよちゃんのお薬は最初4分の1からスタートして、経過観察していました。2週間後に受診した時は雑音などが消えていないので、薬を増やし2分の1で様子をみることに。粒が大きくなった分、最終兵器シーバに仕込むのも苦労しますが。
先週末に受診した時はなんとかいい感じに効いてきたみたい。よかった、よかった。先生も前回の様子では丸一錠じゃないと雑音が消えないかもと思っていましたとおっしゃっていたから。次回の診察は1ヶ月後ですが、やよちゃんがおうちでくつろいでいるときに心拍数測っておいてくださいとのこと。15秒数えた数を4倍してみて、130くらいだといい感じ、150までが望ましいそうです。
お薬1ヶ月分をいただいて帰りました。お会計はアニコム7割負担の保険に入っているので1879円。

最近よく猫らがここに寝ている。。。硬い木の棚なのにと不思議に思っていたら、J :COMのチューナーを置いている真上がほのかに温かいから、らしい。時々この場所をめぐって熾烈な争いをしているわ。もう7月だというのに。

2017
06.10

今日から投薬をはじめる

腎臓病で虹の橋を渡ったサヴァのかかりつけだった先生はよそで開院されたので、やよちゃんは院長先生が見てくださることになった。年末からたった4ヶ月で心臓の厚さが1ミリも増えてしまったの。。。前回のエコー検査の時に「ご主人と来てね」って言われていたので、2人で獣医さんに行ってきました。心臓の壁が厚くなってしまうと、一度に送り出せる血液の量が減ってしまう。1回に運べる血液量が下がると、血液が流れるよう心拍数を増やすけど、いつか限界が来る。。。というのが肥大型心筋症。最近時々いやな感じのぜえぜえした呼吸をすることがあって不安だった。治療は一度始めたら途中でやめることはできないから、これからちょっと大変だ。1日に2度の投薬も、薬を飲むのが大嫌いなやよちゃんにストレスをかけることも、もちろん通院の費用も。
処方されたのは心筋の収縮をよくするためのアーチストというお薬。今は1種類だけで粒も小さいのでさほど苦労はないだろうけど、利尿剤とか血管拡張剤とかこれから種類が増えていくと、大変だろうなあ。ピルガンとか、お薬を包む粘土状のものとか買って準備しておこうっと。


洗濯してしまっておこうとおいといた上着に、マシュがすかさずあがりこんで。。。ちゅぱちゅぱしながらふみふみです。どうしてこう柔らかくてふかふかしたものに弱いんだろう。


お友達に猫缶をいただいたので、1缶を2匹でわけてみた。

ドライフードにトッピングしてやるとすごい勢いで召し上がってらした。ごちそうさまでした~。やよちゃんはまだ療養食の指示は出ていないので、しばらく穀物不使用のナチュラルバランス(グリーンピー&ダック)を続ける予定。


GW明けにホットカーペットをしまったのですが、ダニ殺しの高温処理をしていると、猫らがホットカーペットから離れないわ。

2016
12.13

予後は誰にもわからない

猫ドッグにかかった時に、心臓の雑音があると言われたやよいちゃん。
エコー検査を予約して、先日受けてきました。
やはり、猫に最も多く見られる「肥大型心筋症」という病気でした。これは遺伝性のものらしく、防ぎようがない。
重度になって呼吸が荒くなったり、血栓塞栓症で後ろ足が動かなくなったりして気づく事がほとんどだそうで、初期に明らかな症状がないため、日常的な早期発見は難しい病気らしい。それを症状が出ていないうちに猫ドッグで発見してもらえたのは幸運でした。

肥大型心筋症は明らかな原因がないのに心室壁(おもに左心室)が中心に向かって分厚くなってしまう。心筋症により左心室が拡がりにくくなると、血液は左心室に入りにくくなって左心房にたまり、左心房には圧がかかる。さらに進行すると左心房に入ってくる血管の肺静脈にも圧がかかって肺水腫や胸水が発症し、呼吸困難を起こすのだと。左心房では血液のうっ滞が起こり、血栓(血のかたまり)ができやすい状態になり、血栓が血管に流れると血栓塞栓症を引き起こしたり、不整脈から失神することも。
根本的に治す治療法はありません。

やよちゃんは幸い無症状で病気が見つかったけど、お薬は処方されませんでした。
東京東部では有名な24時間診療を行っている病院があるのですが、そこで勤務されている獣医循環器認定医の先生が書かれたおはなしをネット上で見つけた。
『無症状でも心機能障害の程度は様々です。心機能障害があまり見られないようであれば投薬しないで経過観察をしていく方法も選択肢の一つとなります。閉塞性肥大型心筋症で重度の左室流出路狭窄がある場合はβ遮断薬、またそのほか状態に応じてカルシウムチャネル拮抗薬やアンギオテンシン変換酵素阻害薬などが検討されます。
無症状の場合、投薬により心臓超音波検査での数値の改善が見られたという報告はあるものの、投薬により予後が変わらないという報告などもあり有効性は明らかではありません。現時点では、無症状のネコに対しての投薬が、肥大の進行や心筋障害を抑えられるというエビデンスは確立されていません』

死亡原因は、うっ血性心不全(肺水腫や胸水など)と血栓塞栓症が多くを占め、生存期間中央値(この病気で50%のネコが亡くなった時点までの期間)は、無症状の場合には1129日・1830日以上、血栓塞栓症になって退院できた場合は61日・184日などの報告があるとのこと。
そうか、無症状でも3年ほどで半分の子たちが亡くなるというデータもあるということね。
そして、一度血栓が詰まってしまったらもう命のカウントダウンが始まるということ。。。

やよちゃんは私にとっては特別な子。
もうだめかと思った時に出会って、そこからいろんなことがよくなっていったから。
頭がよくて、しっかりもので、優しくて、ねこまたになっちゃうくらい長生きするだろうと思っていた。何の根拠もなく、ひとは信じたいことを信じているものだなあと、今回つくづく思った。

ぐずぐず泣いている場合じゃない。
この病気の進行は様々で、急に悪くなるネコもいれば、進行がとてもゆっくりのネコもいるんだって。
少しでも一緒にいられる日々が長いものであるように、祈ろう。
限られた時間を悔いのないように過ごそう。
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