2019
06.28

土谷棚田(どやたなだ)

一面のレンゲソウ。遠目に見るときれいだけど、足元はすかすかなんだよねー。田んぼに咲いているのは、農家の人が種を蒔いてるから。レンゲソウって肥料になるんだそう。


日本棚田百選にも選ばれてる土谷棚田に来ました。


約400枚の水田が広がる壮観な風景。


毎年4月末から5月初旬にかけての田植えの時期には、日本各地からカメラを持った人たちが集まるそう。すごい数の人たち。


海が見下ろせる景色。穏やかな夕方です。


みなさん、時々シャッターを切りながらカメラを構えたまま待っている。私は下の小道を散歩。


太陽がだいぶ沈んできたわ。きらきら輝いてなんてきれい。


あたり一面がオレンジ色に染まってる。


どんどん濃さを増してくるの。茜や橙と、そして紅。自然の作り出すグラデーションに溜息。


棚田という棚田に、残照が映り込んで幻想的な風景です。たまたまGoogleマップで見つけた場所でしたが、行ってみてよかったわ。お天気に恵まれてラッキーだったし。

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2019
06.26

平戸でランチ、豆腐処若木屋

平戸市がある平戸島と本土は、1977年(昭和52年)4月にできた平戸大橋で結ばれています。天気がもっとよかったら赤い橋が映えただろうに。


1996年(平成8年)3月からは有料道路でしたが、2010年(平成22年)には無料開放されているそう。長さは1キロちょい。


車を止めてぶらぶら散歩しました。海沿いのおだやかな街です。


国の重要文化財である幸橋(さいわばし)は石造りのアーチ橋です。長崎市内でもたくさん見たなあ。


向かったのは平戸市の漁業協同組合です。ここに「旬鮮館」があります。


毎朝、獅子漁港で獲れた天然ものが大きな生簀へ運ばれます。買って持ち帰ることもできますが、私たちのお目当てはランチ。


注文が入るたび、引き上げられていく魚やイカ。


すごくたくさんのひとが待っていましたが、やっと座れたわ。ランチメニューはこんな風に写真入り。


ダンナは「天然ヒラメ定食」1500円なり。身がもっちもちだったそう。


さっき大きな岩牡蠣を3つも食べたので、私はそんなにがっつりはいらないなあ。ということで「鯛茶漬け」700円なり。


ランチの後は、市内の森酒造場さんに出かけてみました。


海外貿易の拠点として栄えた平戸に、明治28年「小松屋」として創業したのが始まりで。現在は4代目社長だそう。


蔵の中を見せていただきました。ブログを書くために調べていたら、つい先日ここのお酒がロンドン酒チャレンジの純米酒部門で金賞受賞したのを知りました。おめでとうごさいまーす。


ドライブの途中で、休憩。佐世保にあるミルキーウェイファームさんというとこが作っているジェラートを置いてました。種類がたくさんあったけど、小値賀名物のピーナッツと、さくらあんこっていうのを選んでみた。思っていたよりもあっさりしてます。


本日は夕方に行きたい場所があったので、それまでは時間ある。瞬間的に佐賀県にもお邪魔してみた。


地元産のフクユタカという大豆でお豆腐を作っていらっしゃる。大人気で買うのも行列でしたわ。今調べたらテレビ番組「人生の楽園」にも出演なさっていたのね。


今晩のおつまみに豆腐とごま豆腐を買いましたが、1番食べたかったのはネットでめっちゃ病みつきになると書かれていた豆腐ナゲットです。あつあつを買って、車に乗ったらすぐに食べてしまったので、写真はないのだ。


小腹を満たして満足。心配していたけどお天気もOK、そろそろ写真を撮りに向かいますか。
2019
06.24

たびら春まつり

教会を見たあと、温泉にでも入ろうかなと思っていたんだけど、向かう途中に何やらイベントを発見。駐車場はすでに満車で、離れた駐車場から会場までシャトルバスを運行させているみたい。急ぐ旅でもないので寄ってくことにしました。


毎年GWの2日間だけ開催されてるイベント。旅先でこういうのに偶然出くわすなんてラッキー。炭火で焼くのはたまらん。


岩牡蠣とかカラフルな緋扇貝とか。私たちは岩牡蠣ネット(6個入り1500円)を買いました。


ダンナのiPhoneはプラスだけど、それと比べるとなかなかの大きさ。完成品を渡してもらえるので楽ちんなんである。


平戸大橋をバックに、岩牡蠣と記念撮影。


このイベント、自宅から日帰りできるな場所なら山ほど魚介を買って帰ってしまったでしょう!この1箱にピカピカの魚がぎっしり入って驚愕の値段でした。


今晩のおかずをいくつか買ったら、抽選券をもらいました。福引したらお買い物券が当たった!


鹿児島県のものかと思ってましたが、長崎にもかから団子ってあるのねえ。サルトリイバラの葉で包んだ団子で、お節句のときに供える風習があるとか。


奈留島に続き、またしても買ってしまう干し椎茸。いくらあっても使っちゃうわ。


50代には懐かしい鯨の竜田揚げ。これもダンナのおつまみ。


会場の隣には平戸瀬戸市場があり、ここの鮮魚売り場は腰が抜けるほど安い!しかも新鮮!長崎や高知に移住したい理由のひとつは間違いなく魚介のためですよ~。


あごだしパックも買い込みまして。


こちらの刺身盛り合わせも、ダンナの夜のおつまみです。クーラーバッグ持参で来ましたから、生鮮食品買うのも怖くないわ。


軽く岩牡蠣食べましたが、そろそろお昼にしようかな。
2019
06.21

キャンピングカーで移動

奈留島から乗船した船は長崎港に近づいてきました。上陸するのは久しぶりだなあ。


長崎はリタイア後の移住地候補として、沖縄・高知とともにリスト入りしている場所。今回は県が後押ししてくれる企画に乗っての長崎入りでした。条件を満たせば1日3000円でこの車を貸してくれます。


いろいろ大変だった「レンタカーで車中泊」ではなく、夢のキャンピングカーです。軽自動車ではありますが。


使わなかったけどテレビも見られます。水道も使えるので便利だわ。


窓にはカーテンついてるし、寝袋も用意されてます。何よりありがたいのは天井に頭をぶつけることなく、ベンチに腰掛けて飲食できることですね!


さっそく高速に乗り、今日の宿泊地に向かいます。


長崎市内から、大村湾を左手に眺めながらのドライブ。佐世保に入ると軍艦がいくつも停泊している港も見えました。


早朝小値賀島を出発して、奈留島に立ち寄り、今は佐世保かあ。長い1日だったナ。


予定していた道の駅に滑り込み、食料調達しました。お酒も買ってお疲れビールです。


翌朝、顔を洗ってさっぱり。1泊したここは「させぼっくす99」。行く前にどこで泊まるか調べましたが、四国のように温泉がある道の駅は、長崎にはないのねえ。


水量の多い川沿いに平戸方面に向かいます。道路と川の水位が同じくらいで、堤防のある川を見慣れていると、ちょっとこわいみたい。


順調にカトリック田平教会に到着。


裏手に回ると墓地があり、信者のひとの多さがわかります。十字架のお墓って、国内では横浜の外人墓地とか小樽くらいしか見たことないから。


レンガ造りの立派な教会ねえ!先日見てきた野崎島の野首教会と同じ鉄川与平さんの手によるものです。


庭も建物も信者さんたちが手入れをし、本当に行き届いているのだ。案内所には訪問するひとのためにひとが詰めていて、説明をしてくださった。柔らかい笑顔は暖かく、もてなしの心を感じてほっこりしました。
長崎県が費用負担しているキャンピングカーで県内を回ると話したら、車内を見せてと言われ、急遽お披露目。確かに!普段キャンピングカーの中とか見る機会ないですもんねえ(笑)。
2019
06.17

長年の夢@奈留島

奈留島港のターミナルはきれいね、まだ新しいのかな。


車(奈留レンタカー6時間4000円)を借りまして、朝早く到着したからまずは腹ごしらえをしたいけど。この時間はぜーんぜん飲食店やってないです。スーパーや個人商店もまだまだ開店前。離島をなめちゃあかんですなあ。朝ごはんは諦めて、最初の目的地の奈留高校へ向かいます。


昭和49年に当時の在校生が、ラジオの深夜番組に私たちの校歌を作ってと投書したところ、ユーミンが「瞳を閉じて」をプレゼントしてくれたんです。


昭和63年8月にユーミン直筆の文字で刻まれた歌碑が建てられました。ご本人も除幕式に出席したんだそう。ここにずっと来てみたかったんだ~。歌詞の刻まれた碑の前で記念撮影。


カトリック江上教会 (江上天主堂)にも足をのばしました。見学が予約制と知らなかったので、残念ながら中は見ることはできず。こちらも2018年に世界遺産に加わりました。


なんとサメが出るんですね~、のどかな景色ですが。


奈留千畳敷と呼ばれる名所。とにかく透明度の高い海。汚れてないんだなあ。


地質学とか岩石とかあまり興味はないけど、自然の作った幾何学模様がまるでアートみたいと思った。そのままパネルに入れて飾っておけそう!


奈留島の港にも、鯉のぼりが泳いでいました。


さすがにおなかが減ったので、お昼を食べる場所を探します。せっかく五島に来ているのだから、名物の五島うどんを食べようかと、「あぶらうり」さんへ。


ダンナはざるうどん、私はすうどんにしました(各500円)。椿油を使い、熟成させた細めの麺はつるつると喉越しもよくて食べやすいです。


船の時間が来るまで、島のスーパーをはしご。さっき食べて美味しかった五島うどん、乾燥させたあおさ、かんころ餅、干しシイタケなんかを買いました。


現在は採掘禁止ですが、奈留島では「日本式双晶」という珍しい水晶が採れるんですって。加工していない自然な形なのですが、ハート型♥️


奈留からはフェリーに乗って長崎へ向かいます。


九州商船のフェリーが到着しました。長崎着は16時05分ですから、3時間30分の船旅ですねー。


さよなら、五島。またいつか来られますように。
2019
06.14

太古から眺める早朝の景色

小値賀に来るときに乗ったフェリー太古に乗船、ふたたび。


まだ暗い中、太古がゆっくり港に入ってきました。


未明から夜明けへ、時間はゆっくり移っていきます。


しばらく五島列島の中、島の間を通って進みます。オールブルーの水墨画のよう。


ほんの少しオレンジがかってきた空。


島影から太陽が昇ってきました。


蒼かった景色から一転して、みるみる橙色に染まっていく。


このあたり、島が点在している。島と島を結んでいる大きな橋の下を通り抜けて。


夜明けから朝に代わっていく光景を飽きず眺める。


海は凪いでいて、船は静かに進んでいく。まるで夕焼けのようだわ。


2時間半の船旅は終わり、目的地奈留島へ到着。次の港へ向かう太古を見送りました。


さよなら太古。博多からフェリーに乗ったのは、いつか旅行雑誌で見た五島の早朝の風景を見るため。お天気もよくて最高の写真が撮れたなあ。これからレンタカーを借り、奈留島を散策。
2019
06.13

小値賀ドライブ

今日の足となってくれるレンタカー。2人で乗るにしてはもったいないサイズ。翌朝まで丸1日使えて4000円でした。


小値賀島のあちこち行ってみよう。まずは赤浜海岸にやってきました。火山岩でできた赤~い浜です。砂も砂利も赤く、鉄分を多く含んだ火山島ならではなんです。


穴ぼこだらけの海岸の石。むかしむかし小値賀島は火山だったんですね、温泉が湧いていればなおよいのに。


小値賀島には空港があります。オリエンタルエアブリッジという長崎の航空会社が以前は福岡と長崎に飛ばしていたけど、2006年3月末で休止となり、現在は定期便の就航はない。


今でも空港職員の方がいらして、自家用飛行機の受け入れや、救急患者のヘリコプター移送などで稼動しているそうです。


地ノ神島神社(ちのこうじまじんじゃ)は、海に向かって立つ神社です。


対岸に見えている野崎島に、沖ノ神島神社(おきのこうじまじんじゃ)が分祀されたのは、慶雲元年(704年)のこと。


地ノ神島神社は、遣唐使の航海安全を祈願して造られたものだとか。


本殿はコンクリート造りの建物。海のそばだから木造だと弱いのかなあ。


柿の浜海水浴場は真っ白な砂浜が美しいそうですが、あいにく訪れた時は満潮。ここは潮が引いた時がおススメですって。


きよすみのお母さんが持たせてくれたランチを、ビーチの東屋でいただきました。


地元では「玉石様」と呼ばれているものを見に来ました!


細い道は岩場に続いているのですが、親切にも玉石様の場所が矢印で示してありました。


コレ、国指定天然記念物。見事な丸い石がはまってます。出入りする海水の勢いで石が回転し、周囲を削ってくんだって。これを甌穴(おうけつ)といって、深さは3m、穴の底の直径は60㎝もあるらしい。


海が見渡せる場所にたくさんの牛が放牧されていて、それを眺めていたら、牛たちがみなこちらに向かって歩いてきたわ。ああ、ごめんね。牧場のひとが迎えにきたと勘違いさせてしまったかな。


もうすぐこどもの日だったから、鯉のぼりをあげてました。各おうちでのお役目終えても、こうして気持ちよさそうに泳げてよかったね。


この日は港まで歩いていける場所に宿を取りました。民宿鈴の屋さんは2人で素泊まり8640円。お宿の方は穏やかで親切な方だったし、お風呂がピカピカだったなー。
夕食取りに行きがてら、集落を散歩しました。小値賀島のマンホールの蓋は、やっぱり鹿なんだわ。


立派な石垣と、しっかり作られた木造建築の建物。


漁師町っぽい、こんな細い路地裏。


私が見てみたかった晋弘舎(しんこうしゃ)さん。残念ながら閉まっていましたが、珍しい活版印刷をされていて100年もの歴史があるそうな。小値賀は焼酎の二階堂のCMにもなってますが、ここも登場しています。


まずは入りやすい雰囲気の谷商店から。まだ新しいお店。お客さんいないのに奥の座敷に通され、なんだか注文もしづらく、長居はしませんでした。


2軒目どこ行こうと、歩いて見つけた焼鳥こにし。店主さんは先に書いた二階堂のCMにお背中だけ出演なさっているとか?


ここは賑わってるなあ。店のひととの距離の近いカウンター、地のものがたくさん並ぶメニューにホッ。


新鮮なお刺身、小値賀名物のピーナッツなど。


鶏の料理がいろいろある中、ダンナは手羽先の唐揚げを頼みました。私はさくら干し(アジをみりん漬けにしたものを潮風で天日乾燥した干物)を食べました。


手作りっぽい素朴な味付けです。旅行中だったので買って帰れなかったのが残念。
2019
06.12

民泊民家きよすみさん

野崎島から戻ると、今日お世話になる宿の方が迎えに来てくださっていました。小値賀には、旅人が一般の家庭に泊まって、食事をともにする 「民泊(みんぱく)」というシステムがあるのです。民泊は2006年からスタートして、現在30軒が受け入れをしているそう。1泊2食付きでひとり8000円でした(2019年4月からは9000円にお値段変わっています)。
お部屋に荷物を置くと、おやつタイムに呼ばれました。干したさつまいもと餅を茹でて、ショウガとゴマと砂糖を混ぜたかんころ餅というおやつ。かんころ餅は五島列島の各島で作られているそうですが、ここんちでいただいた自家製のが一番おいしかったわ。


民宿ではなく普通のご自宅なので、写真はお料理のみ。希望すれば郷土料理の作り方を教えていただけるのですが、私たちはダイコンのごま酢あえを作りました。すり鉢でゴマをすり、香ばしいそれをダイコン・みそ・揚げ豆腐などと和えたお料理。胡麻とお酢ってどんな味になるのかと思ったけど、マイルドでおいし~。
そのあとお風呂に入り、さっぱりしたところで待ちに待ったお夕飯です。五島でとれた新鮮な魚、ぴちぴちのお刺身どーーーーん


高野豆腐に詰め物したもの、肉巻きアスパラ。


焼売もただ皮に包むのじゃなく、カットして蒸すといい感じ。あまりに美味しくて一心不乱に食べてしまったアジの南蛮漬け。ホウレンソウをイカの墨であえた島の伝統料理、イカの黒味和え。


いろどりもきれいなサラダ。家族が生野菜を食べないので、すっかりサラダとはご無沙汰なワタクシ。そういえば母の用意する食卓には必ずサラダがあったなあと懐かしく。


いくつもの野菜が入ったお煮しめ。下ごしらえが手間なのよねえ、わかるだけに一層嬉しい。


あおさとコーンのかき揚げ、これまた最高なんです。魚のフライもふわっふわ。


きれいな押し寿司は、島のなまり節を使って作るんですって。巻き寿司も美しいわあ。


東京から持参した一升瓶をお父さんと傾けながら、食べに食べたこの日。さすがにご飯ものは食べきれずにお残ししてしまった。そのほかにも、白ごま豆腐とか、鯛のおすましとか、写真に収めきれなかったお料理がいっぱい。五島の食材を目いっぱい味わってなんとも幸せな夜。


おぢかアイランドツーリズムさんにアレンジしてもらった民泊、食べるのが大好きな私たちには最高だった。連泊したかったのですが、残念ながら島を出る船がむっちゃ早朝でして、その場合は民泊はアレンジできないのだそう。往路復路ともに佐世保経由のアクセスが一番時間帯がよいので、次はそっちかな。どうしても1回はフェリー太古に乗ってみたかったので、目的は果たしたし。
民泊きよすみさんは、お料理がとにかく人気で、いろいろな雑誌に掲載されたり、インタビューを受けたりしておいでだった。静かににこにこしているお父さんと、話し上手なお母さん、おふたりの人柄も、リピーターが多い理由だろうなあ。ご恩返しにありったけの食器をダンナとふたりで洗って片づけたのだった。

いつもの年なら。今頃が一番つつじがきれいなんだけど、今年はもう終わってしまったと残念そうなお父さん。遠くに海を臨みながら、お庭に面したポーチで朝ご飯をいただきました。


釣りでもしようかと考えていたんだけど、急遽レンタカーを借りることにしました。きよすみのお母さんが近所の車屋さんに電話してくれ、ぎりぎり1台確保できました。お世話になり、ありがとうございました。
宿にチェックインするまでは自由時間、さあどこに行こうかな。
2019
06.11

世界遺産の一部である野崎島

野崎島は無人島(宿泊施設があるので、そこの管理人さん以外は)。1971年(昭和46年)に最後の6家族が島を離れて、それ以来住居や畑は放置されていました。


沖ノ神嶋神社の神官屋敷は、最近きれいに修復され、ツアーの見学コースになっています。


私たちは行かなかったけれど、ここ野崎には「王位石(おえいし)」という頂上までの高さ24メートルもの巨石の建造物があり、それが沖ノ神島(おきのこうじま)神社の御神体です。神官さんは毎日そこまで登っていたというからすごいなあ。


お台所も復元され、十分にひとが住める家になっていました。村の人が島を離れたあとも、神官さんは2001年(平成13年)まではここに住んおられたそうで。


集落に積まれた石垣は、木造の家屋が朽ちてしまったあとも残っている。


まだ家具を置いたままの家もありましたが、このように屋根も抜け、柱とともに土に返っていくような家も。


島へ船で渡って、自由に散策することもできますが、私たちは旧野首教会を見学したかったので、ガイドツアーに申し込みました。優しく丁寧に島のことを教えてくださった。


集落を抜けて、鹿よけの柵を超えると、そこに広がっているのは野生の地。


日本ではないような錯覚に陥る草原と、赤土の崖。海が、飛び込んじゃいたいようなブルーですね。


群れを作って移動している鹿たち。


一時期は天敵がいないので増えてしまったそうですが、自然淘汰されて繁殖するのにちょうどいい個体数に落ちついたと。


港からは離れた野首集落に、教会はある。潜伏キリシタンのひとびとが弾圧を逃れるために移り住んだ地です。


貧しい暮らしの中から、たった17世帯がお金を出し合い、教会を建てたのです。


完成は1908年(明治41年)10月、教会建築の名工・鉄川与助の設計施工によるものだそう。


野首集落が廃村となったあとは、一時期は教会は荒れ果てた状態にありました。その後、小値賀町が重要な文化財として全面改修し、1989年(平成元年)には長崎県指定有形文化財に指定されました。今は世界遺産になってしまったので無理でしょうけれど、以前は結婚式に使われたりしたこともあるそうな。木のぬくもりを感じる、真っ白な漆喰が美しい教会でした。


昭和60年(1985)に閉校になった小・中学校の木造校舎は、今では 「野崎島自然学塾村」として利用されています。昔懐かしい廊下や、水飲み場。修学旅行やキャンプ場としても使われるそうだけど、普段は日帰り客がやってくるだけ。


ツアーはここで終了で、場所を借りてランチにしました。帰りの船が出る時間帯までに港に戻ればいいので、すぐそばのビーチに降りてみました。このホワイトサンドのきれいなこと、無人島なのでごみ一つなく。


小さいけれども、色鮮やかな貝殻を拾ってきました。


島は本当に静かで、夜は星がきれいに見えるだろうなあ。でもここで管理人をされている方はよくさびしくないなあと。急な斜面や風の吹き付ける厳しい環境で苦労して野首地区を開墾したひとたちも今はもういない。


野崎島をあとにする船から、野首地区にたたずむ教会が見えました。ひとが去ったあとに残された建造物は、過去の記憶を忘れずにただ風雪に耐えているようで、もの悲しい。

2019
06.09

フェリー太古に乗船

2018年のGWが始まる前日、仕事を終えたダンナと福岡に飛び、タクシーで港に向かいました。長年温めてきた五島列島への旅がようやくかなうのです。フェリー太古のチケットはありがたいことにネットで予約可能でした。


この船は2014年からの5代目だそう。どこもかしこもピッカピカで感動です。


乗るなら絶対にここ!と決めていたグリーン寝台を首尾よく確保できました。GWが始まってからだと難しかったと思いますが、そのために1日前倒しで旅程を組んだのですもの。


グリーン寝台は54席あります。雑魚寝の大部屋と違い、個室感あります。寝具はもちろん、テレビも完備です。これでプラス2100円はお値打ちだわ。


荷物をロッカーにしまって、船内を探検。博多発は遅いので誰もいませんでしたが、お子さんが遊べるスペースはいいねえ。新造船ならではの施設です。


ゲーム機が置いてあったり。自動販売機もたくさんあるので、便利便利。


ここは展望ラウンジです。明るい時間帯なら眺めを楽しめるのでしょうねえ。使用できるのは23時30分までらしい。


早速ダンナが自販機でお酒とおつまみを買ってきました。これから始まる旅に思いをはせ、道中の無事を祈って乾杯。


そういや、太古には船内wifiもあるんですよ。


船は未明の3時55分に最初の寄港地である宇久島へ。そして4時40分に目的地小値賀島へ到着。早い時間帯なので、港には男女別の仮眠室が設けられてました。ひと眠りできるかなと思いましたが、赤ちゃんがずっとぐずり泣き。お母さんも大変ですが、赤ちゃんは環境の変化に敏感だから不安だったのかな~。


明るくなってきたので起きだして、顔を洗ったりコンタクトを入れたり。小さな売店があったのでのぞいてみる。うっかりしていましたが、朝ごはんだけでなく、このままツアーに行くので昼ごはんも調達しないといけなかったんだ。まわりにお店がもう少しあるのかと思っていましたが、ここしかなく。博多港で仕入れてくるべきだったなあ。お土産物がほとんどの中、菓子パンとカップラーメン買いました。


鹿のはく製や角がたくさん飾ってありました。おぢかアイランドツーリズムという島の宣伝しているサイトにはずいぶんお世話になりました。ターミナル内にあるカウンターは6時30分からオープンしていて、このまま野崎島へ行く時は荷物も預かってくれます。 


ツアーの目的地である野崎島への船は、この港から離れた場所にあるよう。


案内に沿って行ってみると、小さな船がとまっていました。町営船のはまゆうは、基本朝と夕方の一日往復2便なんです。

2019
06.04

怒涛のごとく駆け抜けた2018年

昨年9月からブログ止まったまま。久々見てみたら蜘蛛の巣張ってたわ。コメント欄も閉じる設定にしており、ほぼ自分のための備忘録なのですが、たまに見に来てくださる方もおいでで、ありがたい限りです。
前の仕事を辞めてから自宅を売却し、その間賃貸マンションに住んでました。人生の中休み♬と決めこんで、丸1年好き放題引きこもっていました(骨折したせいもありますが…)。合間に次のステップのための本を山ほど読んだり、セミナーに出たり、認定資格を取ったり。

2018年の誕生日に一念発起して、自身が代表である合同会社を作りました。法人の住所はそのタイミングで購入した戸建。賃貸だと大家さんの了承ないと法人登記できないのですよね~、かと言ってバーチャルオフィスみたいなとこな抵抗あったし。
会社のお仕事は不動産賃貸業です。長年やってきた仕事とはかけ離れた内容なので、メガバンクに口座を作るときは相当突っ込まれたっけなあ。設立登記も、会計ソフトをつけることも、税務署に書類提出に行くのも、金融機関に「社長」と呼ばれることも、初めての体験ばかり。

会社設立してからは明けても暮れてもポータルサイトで中古の戸建住宅を探す日々。見つけては不動産会社に問い合わせ、よさそうならばすぐ見に行き(なにせ半ニートなので、フットワークだけは軽い)。交通費がかかるから、どうせ行くならと1日3軒とか内見に行くことも。初心者はまず数を見て勉強だと思って、築古戸建ばかりを見まくりました。購入申し込みをいくつか入れた中で、運よく私が買えることになった家が3軒。自分1人ではリフォームの見積もりも出せないし、買っても大丈夫な家かどうかの判断もつかない状態でしたので、いろんな方の力を借りました。空き家を買って、リフォームして、入居を決めるというこの一連の流れはこの方々のアドバイスなしには到底なし得なかったです。
2019年に入り、会社の決算月までにすべての家で賃料をいただくことに成功。3つのプロジェクトを同時進行してきちんと成し遂げた達成感ったらない!ひたすら縁の下の力持ちだった前の仕事では味わえないものでしたから。

1期の決算書を税務署に出して法人税を納め、さあ今期は何しようと考えてます。セオリー通りならば、まずはいただいた賃料を積み重ねて黒字にしなくては。そもそも自分で会社を作ろうと思ったのは、ダンナが60歳でリタイアしたあと65歳の年金支給開始までどうやって食べていくかと考えたところからでした。あと10年早く踏み出していればよかったよねーと思いますが、これは言っても仕方ないこと…。幸い60歳以降も雇用延長があるようなので、その間に何とか体制を整えたいです。

数年前に占いの先生に「自分で商売をするのに向いている」と言われた時は、まったくもってピンとこなかったっけな~。どんなに考えても自分にできる商売があるとは思えなかったし、何の才能も取り柄もないし。あの時アンタ今に事務所辞めて自分で会社を作るよって言われたら、笑っちゃってたと思う。私的にはそれくらい現実味のない話だったです。
だけど今はやりたいことはたくさん、これから挑戦したいこともいろいろ。2018年の秋からは、自宅の空き部屋に留学生を住まわせてます。外国から来たひととひとつ屋根の下に住むっていうことは意外性と楽しさに満ちていて、食事を提供しなくてはならない大変さが些細なことに思えるほど。大体の要領はわかったので、8月にその子が帰国したあとは、2部屋同時にホームステイを受け入れたいなと思ってマス。

そんなこんなで、旅行の更新が止まっていましたが、今日からまたぼちぼち再開します。2019年もこの勢いに乗って、行き着くところまで進みたいなって。
2019
06.03

春のお散歩(瀧安寺)

Category: ├国内小旅行
京都でバスに乗ることってめったにないわ。停留所が漢字の羅列。。。どこで降りるのかわからなくなり、何度も確かめてしまった。


毎度おなじみのいつも正座しているひと。このひと高山彦九郎さんは尊王派の武士なので、京都御所に顔を向けているんですって。


お友達に教えてもらった笹屋昌園という和菓子屋さんに来ました。ここの本わらび餅は有名だそう。楽天わらびもちランキングで1位を260回以上獲得したというから、食べてみたくなりました。賞味期限は翌日というはかないお菓子です。自宅に戻ってその日のうちに食べましたとも。ふたを開けると容器いっぱいにわらび餅で満ちている。よい蕨粉(わらびこ)は年間200kgしか採れない希少なもので、1kgあたり2万円という高級食材なんです。


京福電鉄(嵐電)「龍安寺」駅を通ると、桜が満開でした。


ホームに舞い散る桜の花びら。通勤時にこんな光景を見られるなんてうらやましいな。


石庭で有名な世界遺産、龍安寺(りょうあんじ)に来ました。中学の修学旅行以来ですよ~。


お庭には大きな池があり、そのまわりを取り囲む木々の美しさよ。


新緑と桜の薄紅色が映えて、とてもきれい。


見事な大広間です。私たちが訪問したあと、龍安寺は明治時代の廃仏毀釈で手放した襖絵9面をに買い戻したそうです。襖絵が同寺に戻るのは123年ぶりで、所有していた静岡市の収集家の男性が、米ニューヨークの競売会社クリスティーズに売却を持ちかけ、同寺が買い戻したとか。


エリザベス女王が1975年に来日した時に龍安寺を訪れ石庭を絶賛。そのニュースをBBCが大々的に取り上げたことで「Rock Garden」として世界中にその名前が知られたんですって。枯山水とは水を使わず石や砂などにより山水の風景を表現する庭園のことで、15個配置してある石は14個しかみることができないようになっているそう。
ここには有名なものがもうひとつあって、誰もが知っているあの言葉を刻んだつくばい(茶室などに入る前手や口を清めるための手水を張っておく石)です。「吾唯足るを知る」とは、石庭の石を一度に14個しか見ることが出来ない事を不満に思わず満足する心を持つことの教えです。今ある命や健康、五体満足な身体など与えられているもの、すでに持っているものに感謝しなさいということで、本当にこれって大事な心がけだなって。


古い建造物なのに、この優美な曲線はどうよ。ほれぼれしちゃいますねえ。


またバスに乗り、河原町の高島屋に寄っていきます。画家の故中原淳一氏の絵を再現した人形が、訪問の前日から展示されていました。お値段なんと12万4200円ですが、開店前から約200人の行列ができたとか。整理券を手にできたひとたちのほとんどがある一人の客によって手配されたアルバイトだったというオチつきで、100体限定全てを買われてしまったそうだ。


京都駅に行き、小腹が減っちゃったから何か食べていこうと思い、駅に直結している伊勢丹の別館へ。 下鴨茶寮の出しているお店でして、穴場らしくまったく並んでいませんでした(今調べたら出てこず、もしかして閉店してしまったかも)。京都では小腹が減った時に食べる軽食を虫養いと呼ぶそうで、とってもかわいいネーミング。


私はお茶漬けをかけていただく胡麻味噌丼。お出汁がよく効いた麺もついてます。間違いない美味しさですねえ。


ダンナは金目鯛のお刺身が乗った丼をそれぞれ頼みました。一流料亭のお味をこの値段でサクッと堪能できてラッキーでした。


京都の有名なお土産が一か所に固まっている場所があるので、新幹線に飛び乗る前に買うことができてとても便利。


プリングルスの関西限定たこ焼き味、いいわ!海外に行くと、プリングルスの現地味が必ずあるので、私はどこへ行ってもチェックしちゃう。


1泊2日の神戸&京都は用事に絡めた旅行で、いささか駆け足でした。が、やっぱり春の京都はいいわ~。どこもかしこも観光客でいっぱい、駅はものすごいことになっていましたが、機会があればまた桜を見に訪問してみたいです。
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