2017
06.06

長い長い長いドライブの日

ゆっくり起きて朝食をいただき、シャワーを浴びて。
マーティンボロのお宿をチェックアウトしたのが9時過ぎだったかしら。この日は長距離を北上して温泉地ロトルアへ行く予定。みっちり6時間のドライブ、しかも今までの経験から絶対にこの時間には着かないだろうなって。ウェリントンへ戻り、レンタカーを返却して飛行機でオークランドかロトルア(直行便はないけど)へ向かうことも検討したのですけどね~、そのまま乗っていってしまう方が楽だろうということになったのです。


ニュージーランドは本当に牧草地ばかり。こんな丘陵地も多いので、道路も波打っていますデス。


牛や馬も放牧されていますが、やはし羊がだんとつに多いですな。ついこないだ刈り込まれたかのようにすじがついている(笑)。
このあたり南島よりは気温は高め。これから冬に向かうとはいってもさほど寒くならないのかも。


途中でトイレ休憩に入ったこの場所、今調べたら「Pukaha Mount Bruce」という保護センターだったのですね。飲み物を買って出てきてしまいましたが、なんと世界でここだけにしか展示されていないアルビノのキーウィがいたらしい。


羊を運ぶトラックとか、大型のトレーラーとかが前に来ちゃうと、抜かすのがなかなか大変でした。比較的まっすぐ坂道が続けばパッシングレーンという追い越し車線が定期的に設置されているので楽なんですが、山道ばかりは金魚のフンみたいになって走るしかない。


Google先生が示してくれたのは、北島を南北に走る山脈が途切れる場所を渡るようなルートでしたが、3号線の一部(WoodvilleからAshhurstに抜けてマナワトゥ渓谷に至る場所)がまさかの通行止め。大きく×印がついた道路を目の前にして、「どうすんねん」と青くなる私たち。あとで調べてみて知りましたが、ニュージーランドの道路公団的「NZ Transport Agenc」のHP内(Traffic information map )にはしっかりお知らせされていたのでした。黒いのが通行止めということ。
ニュージーランドをレンタカーで旅するひとは絶対にチェックしておいた方がいいです。地図へのリンクはこちらから。


通行止めが始まったのは4月24日からというから10日もたってない頃だったのね。ついてない。この時あわてず騒がず道路情報を見ていれば、迂回路までちゃんと表示されていたのにねえ。


ちょうど通りがかった車について変な田舎道に突っ込んだのが間違いのもと。このあと1時間かけてぐるりとまわって、もとの場所に出ましたよ。呆然としながら車を止め、そして思い出した。。。
ここに至る手前の畑の真ん中のなんでもない十字路がやけに渋滞していたことを!あれが迂回路だったに決まってるじゃない!もうちょっとわかりやすいサインを出しておいてくれたらなあ。ホント、これに気が付かずダンナに余計な運転させてしまったのは私の痛恨のミス。彼はこういうことでは決して怒らないからえらい。私が逆の立場なら、むきーってなっただろうに。

急ぎ迂回路に指定されているサドルロードに出まして、山を越えていくと。。。世にもおもろい光景が見られます。このあたりTararua Wind Farm(タラルア・ウィンド・ファーム)という南半球最大の風力発電所があります。いまだかつて見たことがないほどたくさんの風車がびゅんびゅん回ってる。The Tararua Range(タラルア山脈)は、年間平均して秒速10メートル以上の強い風が吹いており、世界で最も風力発電に向いている場所なんだそう。
動画は撮りましたが、あいにく写真はなし(通過中は近すぎて写真におさまらなかったのです)。Googleアースを使うと、このあたり一帯に風車の影がたくさん見えますよ。


ようやく1号線に出てからは、快調に飛ばしていましたが、そろそろおなかも減ってきた。いくつか小さい町を通過したあと、車をとめてみたのがTaihape(タイハピ)という場所。みなさんに習ってメインストリートに路駐し、お店を見てみましたが、「こんなんがこの値段。。。」と絶句するような店とか、まったく人がいない店ばかり。それではとスーパーに入ってみましたが、食べたいようなものも見あたりませんで。


迷って迷って、あげくにマックのテイクアウトですよ。ニュージーランドまで来てこんな世界的チェーン店に入ることになるとは予想もしませんでしたが。。。今日は先を急ぐので仕方ない。ふたつで10.60NZDでした。単品2個で830円くらいだから、日本より微妙に高いのかな。


遠くにMount Ruapehu(ルアペフ山)が見えてきました。こちらは映画「The Lord of the Rings」では「Mount Doom(滅びの山)」として登場した火山です。この山を見るのも、レンタカーでのロトルア入りを決めた理由の一つだったりします。


この山は裾野一体が国立公園になっており、まあ抜けるまでが長いこと長いこと。天気がよかったのは最初のうちだけで、そのあとは分厚い雲がもくもく。延々と続く荒涼とした風景はハワイ島とか大島の噴火口周辺と同じね。


ヒルトンがあるので宿泊しようかどうしようか迷ったタウポも通過。ヒルトンに温泉施設がないのと、次の朝には絶対に遅刻できない予約が取ってあったことから、がんばってロトルアまで出てしまうことにしたのです。この日の走行距離は迷った分や迂回した分も含めれば500㎞を超えたでしょう。東京を起点としたら北は岩手県、南は大阪府まで届いてしまう距離でしたわ。

寄りたかったけど諦めた観光名所フカ滝の少し先に、もくもく白煙をあげている場所があり、一体何事かとびっくり。Googleマップで調べるとWairakei Geothermal Power Plant(ワイラケイ地熱発電所)だそう。タウポからロトルアにかけては地熱を利用した発電が行われていまして、ここは世界で二番目に古い地熱発電所だとか(たなみに世界初はイタリア)。
ニュージーランドでは、水力約70%・火力約20%・残りが風力と地熱発電で、原子力発電は存在しないんだって。


こちらが今日お世話になるお宿。日本人の方がやってらっしゃるのですが、温泉を引いているというので決めました。なんとか暗くなる前に到着してほっとしました。


お部屋はこんな感じ、ダブルベッドが入っちゃうと相当狭いです。
ワーキングホリデーを利用して滞在しているという、案内してくれた女の子はとてもいい子だった。問題は年配のオーナーさん。「お世話になります」と挨拶しても、上から下まで品定めするように見られたのも印象よくなかったし、クレジットカードのコピー(しかも表裏ともに)の提出を求められることも、宿泊料金を日本の口座に送金した後に初めて知らされたし。。。セキュリティコード(CVV2/CVC2)まで相手に知られるって抵抗があり、「チェックアウト後はきちんと破棄していただけるんですよね」って、思わず確認しちゃいました。


荷物を置いたあとは散歩がてら繁華街に出ました。大きなスーパーマーケットもあるし、お店もそれなりにあります。「Lovely India Restaurant」というお店でカレーを食べることに。


ダンナは「ロトルアで一番美味しい」と書いてあったバターチキンとごはん。かなり甘い味付けで、「ロトルアで一番」はちょっと誇大広告気味だったかも。でも2008年に「Winners of Customer Choice Award」を受賞しているそうですよ。


私はほうれん草のカレーとチーズナンを。マッシュルームと自家製のチーズも入っていて、とても美味しかった。お会計は44NZDでした。


ツタネカイという通りを車両通行止めにして作ったという飲食店街があります。派手な外観ですが、屋根があるので便利かも。レストランからバーから、いろいろな店が入っていて、閑散とした市街地もここだけは大賑わいでした。


「BREW」という名前のCraft Beer Pubがありましたので、一杯飲んでいこ。カウンターでの立ち飲みでしたが、お隣のひとは横浜に行ったことがあるそうで、少しだけですがお話しできて楽しかった。クラフトビール1パイントずつで17.80NZDでした。


帰ってから、お宿の売りであるお風呂に入りました。1回1回浴槽のお湯を抜くのだそうで、モッタイナイ気もするけど、きれいな状態で使えます。浴槽が広いから2人なら同時に入れるし、深さもあるのでゆったり肩までつかれます。源泉掛け流しの天然温泉はとてもよかった!それだけは本当に素晴らしいと書いておきます。

でもねえ、一度泊まった誰しもがまたここに泊まろうとは思わないだろうな。Airbnbのアカウントも持っているのだけど、レビューで酷評されてましたから。宿の中にはいたるところに「清潔に」という注意書きがあり、ルールもたくさんあってまるで寄宿舎みたい。
何よりもいやだったのは働いている女の子たちを注意する時の言い方で、なにもあんなに上から目線で言わなくてもね。しかも部屋にいる私たちにも丸聞こえですってば。
朝食は牛乳とシリアルのみ、お湯が沸かしてあるのでインスタントコーヒーと紅茶はご自由にとのこと。チェックアウトする時も、見送ってくれたのはバイトの子だけ。。。残念ながらもてなすという気持ちがまったく感じられないお宿でしたわ。
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