2017
06.08

この予想だにしなかった気持ち

坂をあがって、その曲がり角にあるのは。。。ビルボの家である袋小路屋敷です。


ガンダルフに魔法のしるしをつけられ、13人ものドワーフに次々と無茶な訪問されたあの緑のドア。


ビルボの111歳の誕生日に貼られた「パーティー関係者以外お断り」のお知らせも映画のまま、そこに。フロドにとってはビルボはおじさんですが、原作では後に養父になっていたのね。しかもフロドも同じ9月22日の誕生日だったことも知らなかった。
9月22日は「International Hobbit Day」ということで、特別なツアーも開催されるようです。午後5時15分からの5時間、ビュッフェ形式の夕食がつく大パーティーらしいですよ(お値段250NZD)ああ、行ってみたい。。。詳しくはこちら


ただのセットなのはわかっている。だけど実際にこの場所に立っていると涙が出そう。


お花でいっぱいの可愛らしいホビットのおうち。いまどきはみなさんSNSをいくつも掛け持ちされてるでしょうし、どこもかしこも素敵なので撮影に長い行列ができちゃう。


全部のうちを撮っていたらとてもじゃないけど、間に合いません。ガイドさんは要所要所で止まって全員が揃うまで待つのですが、どうしてもダメな時は最後のひとたちを呼びに行ったり、「い~そ~い~で~」とか声をかけたりしていた。


ああ、ここがあのパーティ会場ね。花火がばんばん飛んでいたあのシーンが目に浮かぶよう。


旅行中のお天気はずっといいに越したことはないけれど、どうしても晴れて欲しかったのが、夜のテカポとワイナリー巡りとホビット村の3カ所だったの。本当に運よく、抜けるような青空ですわ。木々の緑もとてもきれい。


灰色港から西の地に渡るフロドを見送り、我が家に帰ってきたサム。この黄色いドアから子供たちや奥さんが出てきてハグしていたよね。フロドの「僕の大切なサム、これからは家族に尽くしてくれ。 明るく元気で長生きをするんだ。 多くのことを楽しみ、良きホビットでありつづけてくれ。物語は終わらない、お前の役はまだ続くんだ。」というセリフとともに、このシーンは何度見ても泣けちゃう。
ちなみに子供役の女の子2人は、サムを演じた ショーン・アスティンさんの実子なんだとか。


さっきまで誰かが座っていたような。お花もたくさん咲いていました。


The Green Dragon(緑竜館)はこちらという案内板がありました。


村の中心部にある大きな池が見えてきました。


パーティーに呼ばれたガンダルフが花火をたくさん積んできた馬車。画像検索していて知ったけど、レゴブロックはこの馬車を製品化しているんですね~。


馬車で渡ってきた橋は、The Lord of the Rings撮影当時は木の骨組みに発泡スチロールを貼り付けただけの張りぼてだったそうですが、そのあとちゃんとした石橋に作り直されてます。


これも映画に登場したシーン。水車小屋の水車は実際に動いていました。


ツアーはここでいったん解散です。記念に2人で自撮りしました。


2012年にできたという緑竜館で、好きな飲み物を1杯頼むことができます。エールやアップルサイダー(アルコール入りらしい)、ノンアルコールの自家製ジンジャービアなどがありました。室内はとても凝ったつくり。暖炉には薪がくべてあってホントの火が燃えてます。風が吹いて少し肌寒かったので暖まったわ。


ツアーは30分おきなので、次の回のひとたちがどんどん入ってきます。ああ!もっとゆっくり写真を撮りたかったな。ガイドさんなしで自由に散策できたらいいのに~。とはいえ入場するばかりで出て行くひとがいないのでは、園内は収拾つかなくなるのは予想つきますけどネ。


池の畔にもホビット穴がいくつか。向こうには袋小路屋敷が見えてます。あそこの上の樫の木だけが作り物なのですが、年月と共に劣化してしまって何度か大規模修繕しているようです。


帰りのバスに乗った時はもう胸がいっぱい。平和で緑豊かなシャイアをこの目で見て、同じ空気を吸って、そうしたらこの場所がどんなにかフロドやサムやビルボの心のよりどころになっていたか実感できたから。フロドとサムの歩んだ長い道のりと失ったものの大きさと、つらい使命に耐えたことを思うと、涙が流れて仕方ない。たかがファンタジー、たかが映画と笑われても。バスを降りた時に赤い目をしていたのは、絶対に私だけじゃないはずだ。
では、これにてさようなら。本当に、もう二度とは訪れる機会もないだろう場所。


お昼にとっておいたパイを車の中で食べながら、だんだん気持ちが沈んでくる。映画が最初に公開されてからずっとずっと憧れだった場所に来られたのに?お天気にも恵まれて最高のツアーだったのに?想像通りのきれいな場所だったのに?
考えれば考えるほどわからないし、自分でもどうしたかことかと思うけど。なんていうのか、これは一種の喪失感なのかな?あまりに楽しみにしていたイベントだから、それが終わってしまって落ち込んでしまったのかもしれない。せっかく楽しい旅行中だっていうのにモッタイナイ。。。と思いつつ、30分くらいは悲しい気分のまま。
車は更に北上し、オークランドに向かいます。
関連記事
スポンサーサイト

back-to-top