2017
10.05

伝承園、常堅寺、カッパ淵

古い家屋を移築してある伝承園にきました。


母屋と厩(馬屋)がL字形に一体化しているので「曲り家」と呼ばれているとか。


棚に積んであるのは養蚕の道具かな。


懐かしい囲炉裏がある家。


ちょうど13時から、語り部さんによる遠野の民話が始まるという。タイミングよかったわ、普段は録音が流れているみたいなので。ところどころ方言が混ざるけどそれも味わい深く、どのお話も面白くてまったく飽きなかったです。


寝室には古い箪笥が置いてありました。当時のままの農作業に使うものや身の回りのものなど、いわゆる民具もたくさん展示がありましたわ。


御蚕天堂にはオシラサマを祀ってあり、集められた1000体以上ものオシラサマに圧倒されました。おしら様(おしらさま、お白様、オシラ様、オシラサマとも)は、日本の東北地方で信仰されている家の神。家の守り神であるとともに蚕の神様と考えられています。御神体の軸となる木の棒には、娘と馬の顔が彫られ2体で一対となっていて、毎年旧暦の1月16日に御神体を箱から取り出し花模様の衣をかぶせていくんですって。


この旧菊池家住宅は18世紀中頃までに建てられたものだそうで、1976年2月3日に国重要文化財に指定されたとか。貴重な建築物です。


伝承園の中には食堂があり、時間的に何か軽いもので済まそうと、ひっつみを頼みました。岩手のこのあたりで食べられているすいとんの一種ですが、これがとっても美味しかった‼️観光施設での食事だしね~と、期待していなかったので嬉しい驚き。


鶏ベースの澄んだスープはコクがあり、もちもちのひっつみの感触も最高。午後は肌寒かったけど身体が温まりました。


伝承園から徒歩で5分くらいの場所には、もうひとつの遠野の名所があります。歩いていたらホップ畑を見つけました。


緑の身がたくさんなっていますね。北海道だけでなく、青森県や秋田県、岩手県で栽培されているそうな。


先程聞いた民話にも登場した常堅寺さん。


なんて人間味のある仁王様。廃寺になったお寺から移されてきたものだとか。


寛保元年(1741年)にお寺が火事になった時に、前に命を助けたカッパがあらわれて消火に協力したそう。この時の住職・天石禅師が河童のように皿のある狛犬を作って、寺の鎮守にしたんですと。


お寺の裏手に歩いて行くと、そこがカッパ淵。想像していたよりもずっと小さな川でした。もっと渦巻くような流れや暗い淵がある川かと思ってました。


河童の足元にはきゅうりのお供え物が。


あたりは田んぼで、とてものどか。


「虫まつり」は、田畑の害虫を追いやって豊作を願う、毎年夏行われるお祭りで、遠野地方の伝承行事。「五穀豊穣」や「悪虫退散」と書かれたのぼりや馬の絵が描かれた旗を手に持って歌を歌い、太鼓をたたきながら田んぼのあぜ道などを練り歩き、神様を呼びこむのだそう。この馬の絵が描かれた旗は、馬の絵の版画に米の粉を水で溶いたものを付け、旗を田んぼに差すことで、馬に乗って神様に来てもらい、田んぼを守ってほしいとの願いを込めているのです。


さあ、そろそろ今夜の宿に向かいましょうか。
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