2014
09.27

Le Coquillage(ル・コキヤージュ)

ノルマンディの空を満喫したあとは、一路カンカルへ。
昨日牡蠣を食べた市内とは違い、ちょっと郊外です。
D155号線とD76号線が交わるところが立体交差になっているのが
わからずに、初回は迷って違う方向に行ってしまったわ。
でも近くの町には「Château Richeux」という案内板も出ているし、D155号線を
走ればちゃんと着くので、そうそう迷うことはないかも。
てか、ちゃんとカーナビが使えて、住所をダイレクト入力できれば問題ないのだな。
結局レンタカーを返却するまでずっと、おおまかな地点しか入れられなかった
わたしたち。でも大都会の市内でもなければ大丈夫だったし。

随分前から予約していた「Le Coquillage(ル・コキヤージュ)」 。
行ってみたいパリの名店がのきなみバカンスで閉まっている中
ここは8月も営業しています。英語のメールOKで予約は簡単。
※サイトはこちら
さて、Château Richeux(シャトー・リシュー)に到着。



12時過ぎにお店に到着。
わたしたち、テーブルへは一番乗りでした。
今は潮が引いていく時間帯なのね。海が見渡せる窓からは、沖縄の海みたいな
ブルーが見えました。



軽くお酒を勧められましたが、「運転があるから」とお断りを。
BADOIT(バドワ)という微炭酸のお水をいただきました。



事前にメニューは見ていましたが、当日のおなかのすき具合と相談と思って。
でも、結局最初から「これにしよっかな」と目星をつけていたものを頼みました。
Grand catch from the Bay : 65 € (without drinks)
An entrée、A main dish、Gourmandisesのコース。
嬉しいことに、前菜とメインだけ選んで55EURにできるのよ。
デザートを敬遠したい私にはちょうどいいわ。
If you are short on time or have a selective appetite, a simplified menu of
an entrée and a main dish, or a main dish and a dessert, is available for 55 euros.
All of our meats are from small farms in France.
Cheeseを追加する場合は、13 euros extraですって。


これはメニューにはないけど、アミューズです。
ああっ!ワインが飲みたい。。。と思うのは、一口ずつなのに顔がほころぶほど
美味しいから。ワイン王国フランスなのに飲めないってジレンマ。



サンマロに本店のあるLa Maison du Beurre Jean-Yves BORDIER
(ラ・フロマージェ・ジャン・イヴ・ボルディエ)のバターかと思う。
パンも敷地内にある小屋で焼いてるのよん。

この時の選べる前菜は、こんなラインナップ。
●Thin strips of line-fished bass with mixed vegetables, a hint of cherries and Arbol pepper.
●Sea bream tartare with Single Malt and “Celtic Mustard”.
● Mackarel and eggplant tartlet with oregano and “Fleur de Feu”.
●Clear broth of wild fennel and Chinese aniseed with prawns and artichokes.
●Certified “Morisseau” Bouchot mussels, cooked Tonkin-style with coconut milk and fresh coriander.
●Oysters with fresh herbs: wakamé, kelp and buckwheat, lemon and Ceylan pepper.
●Nine (deep) Pacific oysters or six (flat) European oysters from Cancale.
●Summer salad of young garden vegetables and artisanally-smoked filet mignon, with Guajillo pepper.
牡蠣が2種類もあるけど、前日カンカルで食べちゃったし。
肉もあるけど、やはりここコキアージュに来たならば、海鮮を堪能しなくては。

私の選んだ前菜はバス、いわゆるスズキです。
ミックス野菜を添え、チェリーの風味をまとい、Arbol(唐辛子)を使ったもの。
日本以外の国で、いまだかつて(フレンチの)魚料理を本気で美味しいと
思ったことがあっただろうか。
魚介類が豊富に捕れ、新鮮な食材がいつでも入るこの場所だからこそ。



ダンナセレクトは、シングルモルトとケルトマスタードの鯛タルタル。



メインの選択はこんな。目移りしちゃいますね。
●Small, locally-fished golden soles, mashed new baby potatoes and candied lemon.
●Gently cooked, line-caught bass with “Huile de Sureau”.
●Brill filet, tomatoes, and “Poudre Serinissima”.
●Cancale-style, fireplace-grilled lobster, 500 g (29 euros extra).
●Lobster with cocoa, chili pepper and Xérès sherry vinegar, 500 g
 (a homage to Touche de la Ravardière, the seventeenth century Cancalese captain) (29 euros extra).
●Lightly browned veal heart sweetbreads with Karimunda pepper and tangy rhubarb.
●Genuine salt-field Mont Saint Michel lamb roasted two different ways, with “Grand Caravane”
  sea beans and wild aster (served for two).
ダンナは有名なモンサンミッシェルの羊が食べたそうだったけど、残念ながら
こちらは2人前からの注文みたい?
私は何にしよ~。平目か舌平目かわからないけど、そちらもそそるわ。
でも結局2品目もスズキにしました(笑)。
調理法に興味があったのと、「Huile de Sureau」とはなんぞやと思ったから。
※これはあとで調べたら、オリヴィエさんのスパイスの店で商品になっている
 もので、ニワトコの花を使ったグレープシードオイルでした。

フランス各地の農園から取り寄せているというお野菜の素晴らしいこと!
隠し味のオイルのせいなのか、芳香もよく、お味ときたらいうことなしですよ。
思い出すだけでうっとり。。。



ダンナは奮発して、牡蠣と並ぶ特産であるロブスターを。
スパイスの魔術師というオリヴィエさんらしく、ココア、トウガラシと国産であるXérèsの
シェリービネガーという味付け。どんなお料理が出てくるのか、わくわくしちゃうよね。
このロブスター(500グラム)を頼むと、29EUR増しですが、その価値あり。


野菜の付け合わせは、別にサーブされました。
このお野菜、私も一口もらったけど、本当に絶品なのだ。



ここらで全ての席が埋まり、店は大忙し状態に。
テーブルがキレイに片付いたまま、20分ほど放置。
このあとの予定がなければいいんだけど、時間が気になってきた私たち。
飲み物はもういいのでお会計をと頼むと、待つ間に小菓子を持ってきてくれました。
多分、これが前日カンカルで買えなかった塩キャラメルとサブレに違いない。
買えなかったけど、食べられたわ~。



お会計ですが、ランチ55EUR×2で110、割り増し料理で29、お水6
で請求書にはきっちり145EURが記載されてました。
 ※後日クレカの請求額は20218円也(1EUR139円という最悪のタイミング)。


食前酒を飲みながら、ゆっくりメニューを決めたり、お茶したりできるサロン。



外には海を一望できるお庭があり、どなたかがここで飲んでいただろう
シャンパーニュの瓶が。。。いいなあ。



このあたり、乗馬も出来るのね。
これは初心者の方たちかな。一列に並んで浜辺のトレッキングを。



ああ、むちゃくちゃ満足な食事だったーー。
お料理にあわせてシャンパーニュやワイン飲みたかったなあ。
次にここを訪問する時は、何が何でもシャトーに泊まってディナーしたいよぉ。
Travel to the centre of the universeというスペシャルオファーを見つけちゃった。
One night for 2 persons at the Château Richeux, breakfasts a dinner, including drinks*
で705EURですって。宿泊に朝ごはん頼んで(24EUR)、ディナーして
ワイン飲んでといったら、それなりに結構なお値段になることを考えたら
むしろこれの方がいいのかもしれない。
コキアージュ貯金でも始めますかね(笑)。


カンカルで三ツ星だったレストラン「Les Maisons de Bricourt(メゾン・ド・ブリクール)」
を、オリヴィエ・ロランジェさんが閉めたのが2008年。
ブルターニュ地方ではミシュラン初となる三つ星をとって、わずか2年後のことだった。
フレンチの世界には激震が走ったろう。
どんなに望んでも手に入るものではない、三つ星を返上してしまったのだから。
体調不良とか、自分の人生が仕事に浸食されるのが耐えられなかったとか
理由はいろいろ書かれているが、真実を知っているのはご本人だけ。

私は、また再訪できることを祈っている。
ノルマンディの風と、青空と、澄み渡る空気に魅了されてしまったわ。
フランスを訪問するのはこれで5回目だけど、今更こんなにも好きになるなんて。
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