2015
11.30

寿司栄さん

前回ここの予約を取ってもらった時は、義母の容態が急変してしまって。
何とか今年中に行きたいなあと思っていたら、再訪のチャンス。
体調を整え、万難を排してうかがいましたとも。
当日はえらいこと雨、雨、雨。
なかなかに人気の店になってしまったので、開店の18時前には
もう予約の客が並んでいるという。

黒いのは竹を使った食用炭だそうで、白子の上にカラスミたっぷり。
貝は能登の名産万寿貝(白貝)という珍しいもの。


写真にはないけど、もう終わりだという丹波枝豆に驚嘆。
見たことないほどおおぶりでほっこりと栗みたい。塩して1日寝かせてあるそうだ。
そして昆布森のウニに言葉はいらない。あまやかで極上の味。


続いて厚岸の牡蠣なんである、とろける!


さっと炙った平貝にブランデーきかせたカラスミがはさんであるという!
(カマ下の?)トロを藁であぶったやつ。
ひとつは塩で、ひとつはわさび醤油で食べてみてって。
それにミル貝の肝にはメルロー(ワイン)の塩がかかってる。
(あとで調べたら「セル・デ・ヴァン・メルロー」というものらしい)


うまいものづくしで朦朧としているのか、この辺から取り損ねている写真あり。。。
かわはぎの身を、海苔・肝・ネギを混ぜて巻いて食べるという罰当たりな企画。
これに日本酒をあおると、この晩餐のあと死んじゃってもいいやと思う(笑)。


12月29日までしか獲れない香箱蟹が。
今だけのお楽しみよねえ。
さくさくとしたこっこもよいし、小型なのに旨味たっぷりの身といい。


紫大根のおろしにすだちを絞ると、きゅっとピンクに変身するのどぐろのお寿司。
キャビアを鮑でサンドするっていう無茶っぷりも最高。
舌に触れた瞬間に旨味が立つわあ。ふわふわだし。
からすみ2種。ブランデー漬けと大吟醸漬けの食べ比べ。


ぴっちぴちの新子、金目、クエのお寿司が登場。


弾けるような弾力の赤貝!
こりっとした身のなんて鮮烈なこと。
ご主人が直接手渡してくれる松葉蟹のお寿司もしびれる。。。


中トロのネギ巻きがまた美味しい。
ひとくちで食べちゃうひとつひとつが、私には小さな奇跡のように思える。
いくらだけに見えますが、この下のごはんにはうにが練りこんであるのです。
大粒で甘くて、絶妙な歯ごたえのいくら。こんなの滅多に食べられないよ。


これでもかと、怒濤の勢いで攻めてくるお寿司はうに。
このころになると、もはや溜息しか出ません。
アナゴの塩焼きとたれが続きます。


白エビとクチコのお寿司で最後だったかな。
とろりととろける上品さは最上の素材ならでは。
香箱蟹のお椀をいただき、まだ15軒の農家しかつくってない珍しいぶどう
(アウローラ21)というのを初めて食べました。
〆はほうずき。これ好きなのよねえ。


お酒はご主人のおまかせでいただきました。
好きなひとには驚くようなお酒を出してくださいます。
富久長の白麹シェルラバーズ。
名前のとおり、貝との相性抜群。やはしワインではこうはいかないのよね。


純米大吟醸の荒政。
すげー箱に入ってるこれって、お初に見るわ。
「この度はNEXT5と世界で活躍するテクノアーティスト、リッチー・ホゥテインさん
とのスペシャルコラボです。
リッチーさんは、日本酒に造詣が深く啓蒙活動にも積極的で自身のライブにも
日本酒を提供されています。
「西洋と東洋の融合」をお酒に表したのが「NEXT5 Enter.sake」です。
新政酒造にて、古式生酛酒母+吉野杉の木桶でもろみを発酵+アメリカンオーク
の新樽で貯蔵したお酒」だそう。


十四代 純米大吟醸 極上諸白 生詰
これはとある通販サイトで22800円の値が付いており、びっくりした。


新政 平成ニ十六年酒造年度 全国新酒鑑評会金賞受賞酒。
「新政酒造にとって、今年は蔵内で採取され、寒冷地での日本酒造りを安定化を
確かにしたという「六号酵母」の85周年という記念すべき年。
その年に六号酵母で純米酒で美郷錦」
貴重な6本のうちの1本だという。


鍋島 純米吟醸 生酒 山田錦


新政 生酒 改良信交
木桶仕込・6号酵母・山廃仕込・純米酒のやまユだそう。


こちらも新政のラピス  生酛木桶仕込み
秋田県産「美山錦」単一米の仕込みで、麹米40%掛米50%の純米吟醸クラスのお酒だそう。


磯自慢のミラノ万博で出されたバージョンも頂いたっけ。


而今では珍しい大吟醸だよ、by山田錦



そう~とう~にレアなこの品揃えに裏切られることは絶対にないといっていい。
ダンナや私がこちらの店に伺うたびしびれるのは、お料理もさることながら
ご主人のお酒セレクトが変態的だからなんである。
どこからどう入手されるのか、蛇の道は蛇なのでしょうが、いやはや。
多分、客席から見える冷蔵庫には決して入れないお酒を山ほどお持ちなはず。

ほんとにね、ここの寿司屋で白ワインとかあけてる場合じゃないですよ、と
お客さんに言いたかった、余計なお世話なのは承知ですけど。
ワイン飲みたきゃ、フレンチでもイタリアンでも行けばいいじゃんか。
あと「越乃寒梅ないの?」とかって言ってるひともなあ。。。
ああ、もったいないわ!

お会計は2人で34000円也。
今回は4人で1合ずつ出してくださったので(いろいろ味わいたい気持ちを
わかってくださる心配りが嬉しいのだ)、お酒はひとり2合くらいしか飲んでない。
これくらいのほろ酔いがちょうどよいですね~。
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